古谷紅麟 草花模様―近代図案コレクション

はじめは図書館で借り、その図版のあまりの美しさに迷わず購入しました。　時には優雅に、時には躍動感溢れた草花が、鮮明な色彩の多色木版で各頁を彩ります。その構図は伝統的でありながら現代的でもあり、背景の画期的ともいえる分割と大胆な色調と共に、多くのインスピレーションを与えてくれます。　紅麟がもう少し長生きをしたのなら、日本の美術界に与えた影響は小さいものではあり得なかっただろうと思います。

感動の無い図案集でした。また、花の観察が甘く、不正確な点にも驚きました。