THE ART OF PINK FLOYD THE WALL

Prompt service.

C'è poco da recensire davanti all'Arte.

Superbe livre qui pèse son poids, illustrations magnifiques sur papiers de très bonne qualités, indispensable pour tous les fans du Floyd

A great book, of mainly art work, includes a foreword by Roger Waters. Excellent for ALL Floyd Fans. I ordered this first through Amazon UK, when it was first announced in 2021, but it was delayed several times, so I cancelled it, just before Christmas. Even though the price increased after Christmas, I was about to buy it at the full UK Price, (having been let down by an Ebay seller), I purchased it through Amazon.DE finding it nearly £50 CHEAPER, than Amazon UK were charging! A Bargain price (?) Just wondering why the huge amount of price difference?! The postage was only £6 from Germany and it arrived within TWO DAYS !!

画家のジェラルド=スカーフがピンク=フロイドの"The Wall"に協力した際の、絵画や写真資料が豊富に掲載された書籍である。The Wallは音楽アルバムとともにいくつものコンサート・映画に発展したメディアミックス作品群で、巨大な文化・商業事業ともなっている。そんな作品にスカーフはスケッチ・イラスト・絵画・アニメーションを提供したが、それにとどまらず、この作品に重要なインスピレーションを与えている。ピンク=フロイドの音楽作品が視覚化・映像化される過程で、そのインスピレーションがこの作品にさらに深みと広い世界観を加えていることが、この書籍で観ることのできる多くの資料によってわかる。　スカーフは独創的な画家であるとともに、実在の人物のデフォルメの仕方がぶっ飛んでいる。描かれた人物で自分の肖像画を笑って眺められる人は、かなり心が広いと言える程にすさまじく意地悪な絵である。　そんな彼の作風がThe Wallに合っていた。音楽アルバムは鬱的・狂気的・閉塞的であり、家族・戦争・教育・薬物に関する社会問題も扱っていて、そのままでは陰惨な雰囲気になってしまうところ、彼の絵がレコード盤のレーベルやアルバムジャケットに入ることによって、何とも言えない明るさが出ていると感じられる。もしもこの作品のジャケットのデザインをHipgnosisが担当していたら、かなり抽象的な表現になったかもしれないが、彼の（独創的で意地悪なデフォルメではあるが、）具体的でアニメーション的な絵が使われたために、作品の理解の手助けになったとともに、陰惨さが弱められ、独特のユーモアが付与された。　この書籍は、価格はやや高いが、そんな彼の貢献を知る資料としてのみならず、個性的な絵画作品として楽しめる。