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B**S
Review of Lewis Baltz
I bought the set of three books. What can I say - this is fine art photography - photographs of paint drying on walls and shadows moving across floors ... slowly. This is an acquired taste - suggest you have a look before you purchase as it just may not be your cup of tea. Having said this I enjoyed the images - they are thought provoking which is a different approach from pretty pictures in an album.
G**E
建物についての幾何学的な空間の透明感のある写真
Lewis Baltzは1945年生まれのアメリカの写真家である。写真集『BALTZ』は「The Tract Houses」,「The Prototype Works」, 「The new Industrial Parks near Irvine, California」の3冊から成っている。これらの写真集は主として建物が被写体になっているが、普通の建築写真というわけではない。彼によって切り取られているのは、建物の外観の入口や窓などの面や、まだ建築中のその過程で発見された幾何学的な形である。この切り取られた部分の端正な構成力とその質感は彼の鋭い感性を反映している。 写真は見えていないものを見えるようにする作業であると言われているが、ここにある写真は彼が‘主題は私が毎日見ているものから選ばれる’と言っているように、どこでもあるような被写体であり、ときには建物が造りかけで偶然に残された過程をそのまま捉えたものもある。これらの写真の多くは、あたかもボルツがそれを写真に撮る前に、これらの対象を作り上げたかのような正確に構成された感覚があって見事である。 ボルツの写真は正面から捉えられているものが多いが、その写真は、窓、ドア−、パイプそして壁などよりも、正方形、方形、線などから構成されている。その相対的なスケールは消失しているようにも見えるが、それぞれに存在感があるところがいい。我々が日頃、見慣れているような空間を破壊し、新しいアクセントをつけた幾何学空間の透明感のある写真に、写真という切り取る作業のもつ魅力と面白さと、そして‘写真というものは何でも被写体になり、また何でも写真になる’という言葉をなるほどと納得させるような写真集である。
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